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おすすめ教材「ミクロコスモス(バルトーク)」の解説、分析方法

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今回は、バルトークの「ミクロコスモス」を取り上げます。

初心者や導入が進んだ子にもおすすめ。 今回、「ミクロコスモス」に取り組もうとしたきっかけは、早い段階から機能的和声(バイエルやツェルニーなど)以外の響きにも慣れさせたい、モノフォニー(右手がメロディーで左手が伴奏)だけでなく、ポリフォニー(バッハが代表的)にも慣れて欲しいと思ったからです。

第1巻に36曲、第2巻に30曲、第3巻に30曲収録されており、ここまでが学習者用として作曲され、これはバルトークの息子ピーターのためでもありました。 (『ミクロコスモス』は全6巻、写真はドレミ楽譜出版社から出版されている『バルトーク ミクロコスモス上巻(旧版)』です。)

5指で弾ける、左右同じ音、四分音符という、初心者でも簡単に弾ける曲から始まりますが、3曲目で早速、「ドリアンモード」で書かれた曲が出てきます。

ドリアンモード・・・長調でも、短調でもない響きの曲、教会旋法の一つ

一般的に初心者が学習する曲は長調短調ばかりですが、ゲーム音楽や現代のポップスなどでは広く長調短調以外の響きのメロディーなどが使われています。

世にも奇妙な物語」のメロディーを思い出してみてください。あの不思議な響き、ドリアンモードです! ミクロコスモスの10番で用いられている音形を弾いた時は、ビビりました😳😳😳

走り書きですが、ご参考までにミクロコスモスの該当箇所貼りますね。 f:id:Emmy101:20200815225113j:plain

こんな感じで、各曲で何調や何モードが使われているのか確認する時におすすめなのが、こちら!

この楽譜、各調の音階とモードの音階が全て書かれてるんです!ホント便利。

なので、以下のサイトなどで各曲の調性を調べたら、この本で音階を確認して弾いてみます。

こうすることで、単に「不思議な響き」ではなく音楽的にどうして不思議に聞こえるのか、どんな音が使われているのか深く知ることができ、モードの名前も覚えられて一石二鳥。

『ミクロコスモス』に取り組む際のご参考になると嬉しいです。

http://mathemarimo.bird.cx/public/e_i_bartok.html

https://seesaawiki.jp/w/uedam1984b/d/%A1%D8%A5%D0%A5%EB%A5%C8%A1%BC%A5%AF%20%A5%DF%A5%AF%A5%ED%A5%B3%A5%B9%A5%E2%A5%B9%20%B1%E9%C1%D5%A4%C8%B2%F2%BC%E1%A1%D9%C2%E81%B4%AC%5f%C2%E81%C8%D6%A1%C1%C2%E836%C8%D6